■スズキ最大級エンジン搭載モデル「DF350AT」実機展示
ジャパンインターナショナルボートショー2024が、2024年3月21日(木) から3月24日(日)まで、パシフィコ横浜展示ホールと横浜ベイサイドマリーナで開催されましたが、スズキは同イベントで、同社最大級の船外機「DF350AT」を実機展示しました。
【画像】超カッコイイ! スズキの”4.4リッターV6エンジン”「搭載モデル」を画像で見る(30枚)
DF350ATは、2017年から販売されている船外機。サイズは、全長974mm×全幅563mm×全高1956-2083mmです。
最大出力約350馬力を発揮する4.4リッターV型6気筒エンジンを搭載。スズキの船外機では初となる12.0の高圧縮比により、ラインアップ最大の出力を誇ります。
また、1気筒あたり2本の燃料噴射装置を装備したデュアルインジェクターと最適な燃焼室形状により、充填効率及び燃焼効率を上げ、優れた出力性能を実現しています。
組み合わされるプロペラは、1機のエンジンで、2枚のプロペラが反対方向に回転する二重反転プロペラ「スズキ・デュアルプロップシステム」。これにより、単一プロペラの横圧を取り除くことにより、直進安定性が向上するほか、エンジンパワーがより効率的に水に伝わるなど、さまざまメリットがあります。
また、エンジン回転数に応じて、トリム角度を自動で調整する「オートトリム」や、低回転時に一定速度域での走行を支援するシステム「スズキ・トロールモードシステム」なども搭載、利便性を高めています。
エクステリアは、最上位モデルにふさわしい高級感のあるフォルム。ボディカラー展開は、ブラックとシルバーの2種類です。価格は、421万3000円から423万5000円までです。
クルマやバイクユーザーにとってスズキといえば、自動車やバイクのイメージが強いでしょう。
DF350ATは、スズキが開発・製造するどの自動車・バイク用エンジンよりも巨大な“最大級”のエンジンを搭載するモデルですが、自動車やバイクのエンジンと共通の部分はあるのでしょうか。
この点について担当者は以下のようにコメントしています。
「基本的には別物ですが、コスト低減のため、一部パーツを共有するなどの努力は行っています」
自動車・バイク用のエンジンとは全く別物のようですが、一部共有のパーツが使われているようです。
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